戦前の評判では重賞未勝利ながら、宮記念2着のキンシャサノキセキが圧倒的な評価。
相手も相手だし、当然といえば当然か。
夏は牝馬!短距離は牝馬!と言われ、過去5年間牝馬が勝ってきたこのレースだったけど、今年は上がり馬のウエスタンビーナス、3歳のルルパンブルーの2頭のみで、さすがに死亡したアストンマーチャン、サンアディユの穴は埋められそうな能力は無さそう。
それでも牝馬伝説を信じてウエスタンは2番人気、ルルパンは6番人気。
かくいう拙者もウエスタンのほうは、内枠だしいちおう相手に入れておいた。
ゲートが開いて、スタートはほぼ揃った。
が、レース後のコメントでも有るように、11番のプレミアムボックスは後手を踏んで後方から。
また、2番スピニングノワールも後方から。
見た目であっさり後方からと見て取れたのはこの2頭で、あとは16番タマモホットプレイはスタートでちょっと前のめりにつまずいた?他、無理なく、後方に下げていった12番のリキアイタイカン、スタートから手綱を引いて下げ気味の位置取りの1番トウショウカレッジ。
逆にスタートがよかったのは外枠の馬。
ハナ主張は9番のタニノマティーニが出鞭使うほどものっそ押して前に行こうとしても行かれず、外の14番のタイセイアトムのほうが押して押していい脚で前へ・・・というところで内枠から更にいい脚で3番ゴスホークケンと4番ウエスタンビーナスが並んで上がっていく。
あと、中の7番マイネルスケルツィもハナに立てそうなぐらいのいい行き脚で前へ。
結局、ハナ争いはゴスホークケンとウエスタンビーナスの2頭併せで争われ、かなり押していたウエスタンビーナスより、見た感じ馬なりで行っているゴスホークケンのほうがいい手ごたえのように見える。(レース後のコメントではゴスホークケンは、かなり掛かって抑えられなかったらしい。それでもテンのスピードは相当なものだが)
3コーナーあたりまで、しばらくこの2頭のマッチレースが引っ張る格好。
どっちかというと引っ張るのはゴスホークケンで、たまに置かれるが何とかくらいつくウエスタンビーナス。
2番手は2馬身後方の外めタイセイアトム
その半馬身差3番手は上がっていった6番キンシャサノキセキ
1馬身差でマイネルスケルツィ
1馬身差外にタニノマティーニ、半馬身差最内に5番のコパノフウジン、並ぶように中め8番キングストレイル。
半馬身差外に15番ルルパンブルーで3/4馬身差後ろ中めに10番シンボリグラン
1馬身差中にプレミアムボックスで、並ぶように外ミリオンウェーブと内のトウショウカレッジにはさまれるような感じ。
半馬身差大外16番タマモホットプレイ
2馬身差の最後方に外リキアイタイカンと内スピニングノワールが並ぶように追走。
前から後ろまで10馬身前後で流れは速いものの、馬群はかたまった展開。
3〜4コーナーで後方の馬が外から上がって来て、更に馬群が縮まる。
4コーナーから直線では最内のゴスホークケンが先頭も、すぐ外からキンシャサノキセキが楽な手ごたえで並びかける。
他馬は2馬身後方。
残り200Mあたりでゴスホークケンを競り落としたキンシャサが鞭を入れて突き放しにかかるところ
、トウショウカレッジが猛追。
よく追い込んだが、ゴール板を先に駆け抜けたのはキンシャサノキセキだった。
3着にはキングストレイルが入った。
勝ったキンシャサノキセキは初重賞制覇。
好きな馬だったので拙者としては嬉しい限り。
よくひっかかる馬だったので、ここまで完勝に近い競馬をするとは思わなかった。
先行馬の多くが崩れていく中、差の無い3番手からの先行抜け出し。
テン良しナカ良しシマイ良しとはまさにこういう競馬を言うんでしょう。
1200では今後も期待できる。
2着トウショウカレッジはまさに枠と展開がバッチリはまった印象。
内めの後方とはいっても4コーナーでは前との差はほとんどなかった。
前後が差が無く、各馬が左右に広がり、前に壁ができず、パッカリ開いたところから一気に突き抜けてきた。前に壁ができるかどうかは完全に運任せ。
もし前に壁ができていたら・・・。
時計のかかる函館の芝も味方したように思える。
差し馬といえば東京や阪神で外から一気に飛んでくるイメージがあるが、中京といい函館といい、小回りが向く差し馬って言うのをつくづく思い知らされた。
今後も小回り、内枠、速い展開、時計がかかりそうな馬場などの時は一口買っておいてもいい気がする。
3着キングストレイルはやはり来たかという印象。
函館のチカラの要る洋芝なら向いているんじゃないかと思ったけど、やっぱりだった。
突き抜けるほどキレないけど、時計がかかるならチカラ勝負で3着はあると思っていた。
これも前崩れが向いた格好だが、トウショウカレッジのすぐ外、やや内めを通って抜けてきており、今回は完全に内を走った馬に有利な展開だった。
もっとも、外を回った馬は、小回り特有での大きな距離ロスに加え、今回、タニノマティーニが4コーナーで外にヨレ、シンボリグラン、ルルパンブルーら数頭がアオりを受ける不利を受けている。
ちなみにキングストレイルもほんの一瞬だけ前が邪魔になってはいたけど。
切れ味勝負では微妙だけど、時計がかかるところなら今後も。
4着のプレミアムボックスも馬場の中寄りから内目を後方から追い込んできての4着。
騎手のコメントどおり、スタート五分なら・・といったところか。
それにしてもいい脚を持っていて、ちょっと今後も注目したい1頭。
5着はよく粘ったゴスホークケン。
とはいえ、6着〜8着あたりの、外で不利を受けながらも飛んできた馬らとの差は僅差。
実質、もっと着順は下だったかもしれない。
それでも時計にしてみれば、ひっかかっても勝ち馬とは0.6秒差は悪くない。
今後の課題は気性面でしょう。
6着スピニングノアールは馬場の中ほどの最後方から馬群の隙間を縫ってよく飛んできたもののさすがに届かず。さすがに後ろ過ぎては届かなかったけど、展開ひとつ相手ひとつで、決め手は持ってますね。
7着シンボリグランは中団やや後ろにいたけど、4コーナーの勝負どころで前が壁になって動けなかったような感じの上、タニノマティーニにアオられる不利。
それでもよく追いこんできたほうかな。
8着のタマモホットプレイも。
あとの馬ではどうかな。
マイネルスケルツィは切れ味が無いから先行策は妥当だと思うけど、もっと縦長の展開になってくれればね。
ウエスタンビーナスはやはりハナにこだわって競りかけていったのが単純に敗因でしょうかね。
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